クライアントとの出会い方
大きく分けて 4 経路。いきなり 1 から営業、ではなく "つながりから始まる" ことが多いです。
既存のつながり
友人・知人・元同僚からの紹介。最も始めやすく信頼関係も早い。
SNS / ポートフォリオ
発信経由での問い合わせ。Page 07 のポートフォリオ話とつながる。
クラウドソーシング
ランサーズ/ココナラ等。価格勝負になりがちです。
エージェント
常駐型フリーランス向けの紹介会社を経由。
はじめての打ち合わせで聞くこと
"何となく" で進めると後工程が崩れてしまいます。最低限ここを押さえる。
- 目的なぜ Web サイトを作るのか/作り直したいのか
- ターゲット誰に届けたいのか・そのペルソナの行動特性
- KPI成功の基準は何か(問い合わせ数/売上/認知)
- スケジュール公開希望日・マストとベスト
- 予算上限・優先順位
- 運用体制公開後に誰が更新するのか
- 参考サイト好き/嫌いを 3 サイトずつ
「目的」が曖昧なまま進めると、全工程が迷走します。「かっこいいサイトがほしい」だけでは目的ではありません。「問い合わせを月30件に増やす」「採用ページ経由の応募を得る」——具体的なゴールを引き出しましょう。
提案・見積もりの考え方
"時間単価 × 工数" ではなく「価値ベース」で考える習慣を。
制作中のコミュニケーション
沈黙はトラブルの温床。"見せながら進める" がベスト。
トラブルを防ぐための契約・仕様書
"口頭だけ" は必ずトラブルになります。最低限の書面は必ず残しましょう。
必ず書面にしておくべき 5 項目
① 納品物の範囲(ページ数・画像点数)/ ② 修正回数と追加料金/ ③ 著作権の帰属(納品後にクライアントへ譲渡か、制作者保持か)/ ④ 検収の条件・期限/ ⑤ 支払いタイミングと遅延時の対応
01稼げる案件の選び方——「作画カロリー」を意識する
どれだけ丁寧に仕事をしても、最初の案件選択で採算が決まることがあります。「作画カロリー」——その案件にかかる設計・実装・調整コストの総量——を見積もる力が、Web デザイナーの収益を左右します。
作画カロリーが高い案件(低単価で受けると危険)
- 複雑なアニメーション・インタラクション多用
- カスタムイラスト・オリジナルビジュアルが必須
- ページ数が多く、コンテンツ量も膨大
- 多言語対応・会員機能など複合要件
- 要件が曖昧なクライアント(修正が青天井になりやすい)
カロリー低く・高単価を狙いやすい案件
- LP(1 ページ完結・明確な目的)
- WordPress テーマのカスタマイズ
- STUDIO や Wix などノーコード CMS 案件
- 定期保守・更新作業(継続課金モデル)
- 要件定義・ワイヤーフレームのみ(上流工程特化)
省エネで高単価を狙う——それがプロの発想です
AI を使えば実装コストは下がる。でも設計・確認・コミュニケーションコストは下がらない。だからこそ、上流工程の価値はむしろ上がっています。コードを書ける量で勝負するのではなく、案件の "重さ" を見抜いて選び取る判断力が収益を決めていきます。
02月 1 万円で「止まらない開発環境」を作る発想
開発にかかるコストは「時間」だけではなく「AI のトークン使用量」も含む時代になりました。どの AI ツールに何を任せるか——その設計力が、採算を決めます。
現実的な AI 開発環境の例(月額目安)
考え方
案件種別ごとの採算目安
| 案件種別 | 目安単価 | 目安工数 |
|---|---|---|
| LP(シンプル) | 3〜8 万円 | 3〜10h |
| コーポレートサイト | 15〜50 万円 | 40〜100h |
| WordPress 構築 | 10〜30 万円 | 20〜60h |
| EC サイト | 30〜100 万円+ | 100h+ |
| 保守・更新(月額) | 1〜5 万円 / 月 | 数 h / 月 |
| 上流工程のみ(要件定義・WF) | 5〜20 万円 | 10〜30h |